共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2022年3月

地震破壊伝播機構解明のための長大岩石摩擦実験研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)
  • 福山 英一
  • ,
  • 山下 太
  • ,
  • 川方 裕則
  • ,
  • 溝口 一生

課題番号
17H02954
配分額
(総額)
17,420,000円
(直接経費)
13,400,000円
(間接経費)
4,020,000円

長さ4mの岩石試料を用いた2軸摩擦試験機を用いて、岩石摩擦実験を行なった。いくつかの試験的な実験により、初期のゆっくりすべりは岩石の両端から開始し、徐々に中心部に向かって広がり、すべり残りがあるサイズになった時点で不安定すべりに移行し、中心部から両端に向かって高速すべりが伝播する様子をひずみゲージ、渦電流変位計、AEセンサーのアレイによってとらえることができた。この現象は、プレート境界上で発生している繰り返し地震の解析によって得られているアスペリティ周囲の定常的なすべりとアスペリティの周期的な破壊による繰り返し地震の発生と類似性が高く、プレート境界において起こっている不均質すべり現象のアナログ現象として、詳細な解析の意義のあるデータを得ることができた。また、不安定すべりの発生に先立ち、多数の前震の発生も確認されている。この現象は、本摩擦試験機によって再現性が高く得られている。データを詳細に解析し、ゆっくりすべりから不安定すべりへの移行過程を詳細に研究していく予定である。

リンク情報
講演・口頭発表等
Frictional property of metagabbro gouge on a meter-scale laboratory fault
講演・口頭発表等
メートル規模でのガウジ摩擦実験
講演・口頭発表等
Gouge friction on a meter-scale laboratory fault