MISC

2018年1月

シグナル伝達因子に起因する間質性肺炎発症メカニズム

Medical Science Digest
  • 山本 和宏
  • ,
  • 中川 勉
  • ,
  • 矢野 育子
  • ,
  • 平井 みどり

44
1
開始ページ
49
終了ページ
53
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)ニュー・サイエンス社

分子標的治療の進展に伴い、間質性肺炎の報告が経年的に増加しているが、その詳細な発症メカニズムは解明されていない。線維化のin vitroモデルとなるEMTに関する研究が盛んに行われているが、近年、代表的因子であるサイトカインに依存しないシグナル伝達因子の活性変動によりEMTが亢進することが明らかとなり、分子標的治療薬に起因する間質性肺炎の発症メカニズムを考える上での重要な知見が得られている。本稿では、分子標的治療薬による間質性肺炎のシグナル伝達因子に起因する発症メカニズムについて概説する。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 1347-4340
  • 医中誌Web ID : 2018064606

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