2013年4月 - 2015年3月
考古学的アプローチによる埋没ビックデータの再センシング基盤技術
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
1969年から77にかけて月の大規模な地震観測がNASAのアポロ計画の一部として行われた。本研究ではそのデータを要因・震源別で自動分類する手法を実現し、それを人手による分類と対比できる形で可視化する事を目指した。我々のシステムは自己組織化マップ(SOM)に基づいており、高速な処理を可能とするためにHadoop、Spark上で並列実行する基盤技術を確立した。また波形特徴量に関して、月の地震波データに対して最適な特徴量抽出手法を検討し、それに基づきSOMの出力である二次元グリッドスペースに可視化するシステムを実現した。本成果は月地震に関する研究者が新たな知見を獲得するための重要なツールとなる。
- ID情報
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- 課題番号 : 25540038
- 体系的番号 : JP25540038