MISC

2008年8月

JRR-4利用設備(照射設備,中性子ビーム設備,プール設備)の特性測定

JAEA-Technology 2008-054
  • 岸 敏明
  • ,
  • 本橋 純
  • ,
  • 山本 和喜
  • ,
  • 熊田 博明
  • ,
  • 鳥居 義也

開始ページ
99
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-technology-2008-054

JRR-4は、燃料ウラン濃縮度低減化を目的として改造を実施した。この改造の中で利用設備については、簡易照射筒の孔径12cmのLパイプから孔径15cmのNパイプへ大型化した。気送管照射設備については、短寿命放射化分析ができるよう改造を行った。ウラン濃縮度低減化した初装荷炉心と平衡炉心におけるJRR-4利用設備の特性測定結果について報告するものである。簡易照射筒のSパイプ及びDパイプ,水力照射設備,気送管照射設備について、特性測定結果により、改造後のその性能は改造前とほぼ同等の性能であることを確認した。Nパイプの照射均一度については、5\%以下を達成することができた。新設した中性子ビーム設備では、中性子束が最大2.2$\times$10$^{13}$m$^{-2}$・s$^{-1}$であり、即発$\gamma$線分析装置では、中性子束が1$\times$10$^{11}$m$^{-2}$・s$^{-1}$であり、当初の設計目標を満足する値が得られた。これらは、医療照射,医療照射の基礎実験等を行うのに十分な性能である。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-technology-2008-054
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5013619
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-technology-2008-054

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