論文

査読有り
2004年11月

筑波大学によるBNCT臨床研究の臨床結果

Applied Radiation and Isotopes
  • 山本 哲也*
  • ,
  • 松村 明*
  • ,
  • 中井 啓*
  • ,
  • 柴田 靖*
  • ,
  • 遠藤 聖*
  • ,
  • 桜井 文雄
  • ,
  • 岸 敏明
  • ,
  • 熊田 博明
  • ,
  • 山本 和喜
  • ,
  • 鳥居 義也

61
5
開始ページ
1089
終了ページ
1093
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.apradiso.2004.05.010

高位のグリオーマの患者9症例に対して、原研JRR-4を使って混合熱-熱外中性子ビームを用いた術中ホウ素中性子捕捉療法(IOBNCT)を実施した。最大熱中性子束は、1.99$\sim$2.77e+9(n/cm$^{2}$/s)であった。この研究における暫定的なサバイバルデータでは、生存期間の中央値は、悪性神経膠腫に対しては23.2か月、悪性星状細胞腫に対しては25.9か月という結果であり、これは他の放射線治療(追加の放射線治療を施す場合/施さない場合のそれぞれ)の結果と一致している。この結果をもとに熱外中性子ビームによるBSHを用いたIOBNCTの新たなプロトコールを計画することが可能となった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.apradiso.2004.05.010
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?29295
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.apradiso.2004.05.010
  • ISSN : 0969-8043

エクスポート
BibTeX RIS