論文

査読有り
2002年9月

患者脳内の線量測定結果とBNCT線量評価システムの計算結果との比較

Research and Development in Neutron Capture Therapy
  • 山本 哲哉*
  • ,
  • 松村 明*
  • ,
  • 山本 和喜
  • ,
  • 熊田 博明
  • ,
  • 鳥居 義也
  • ,
  • 遠藤 聖*
  • ,
  • 松下 明*
  • ,
  • 柴田 靖*
  • ,
  • 能勢 忠男*

開始ページ
415
終了ページ
418
記述言語
英語
掲載種別

術中ホウ素中性子捕捉療法での患者脳内の線量の測定値を原研で開発している線量評価システム(JCDS)による計算結果との比較を行った。測定値での脳表面の最大熱中性子束は、平均2.33$\pm$0.37$\times$10$^{9}$(cm$^{-2}$s$^{-1}$)であり、血中ホウ素線量は平均11.4$\pm$1.2(Gy)であった。これに対してJCDSの計算結果は、それぞれ2.21$\pm$0.33$\times$10$^{9}$(cm$^{-2}$s$^{-1}$),5.7(3.5-7.8)(Gy)であった。これらの検証結果を踏まえ、IO-BNCTでの線量評価に対して、術後の体積線量をコントロールするためにJCDSを試験的に適用することが望まれる。BNCTから得られた測定結果との比較によるJCDSの検証について報告を行う。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?20830

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