論文

査読有り
2022年12月

重量測定法による三酸化ウラン中のウラン濃度の精密分析; 同位体希釈質量分析法との比較及び不確かさ評価

Applied Radiation and Isotopes
  • 山本 昌彦
  • ,
  • 堀籠 和志
  • ,
  • 久野 剛彦

190
開始ページ
110460\_1
終了ページ
110460\_7
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.apradiso.2022.110460

加熱重量法によるUO$_{3}$中のU含有量の測定について検討した。測定条件を最適化し、加熱温度は900$^{\circ}$C、加熱時間は60分、サンプル採取量は1gに設定した。また、本法に係る不確かさを評価するとともに、加熱重量法によるU測定値について、同位体希釈質量分析法(IDMS)による測定値と比較して検証した。その結果、加熱重量法で得たUO$_{3}$中のU含有量は、0.78236$\pm$0.00051g/g (k=2)であり、IDMSによる測定値(0.78271$\pm$0.00049g/g)と不確かさの範囲内で一致した。これらの結果より、加熱重量法によりUO$_{3}$中のUを正確かつ高精度に測定できることが分かった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.apradiso.2022.110460
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5073860
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.apradiso.2022.110460
  • ISSN : 0969-8043

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