共同研究・競争的資金等の研究課題

2021年4月 - 2024年3月

がん免疫薬物療法の有害事象に対する患者・家族のセルフモニタリング感度向上に向けて

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
21K10816
体系的課題番号
JP21K10816
配分額
(総額)
1,430,000円
(直接経費)
1,100,000円
(間接経費)
330,000円

本研究では、がん免疫薬物療法を受ける患者・家族の免疫関連有害事象に対するセルフモニタリングの感度向上を目指し、免疫関連有害事象の症状説明の確立を目的とする。初年度の研究実施計画では、研究対象施設でがん免疫薬物療法を受けた患者の電子カルテデータを用いた後ろ向き調査を行い、発現した有害事象とともに患者・家族の言動に関するデータを収集し、免疫関連有害事象独特の症状表現や行動、前兆となるシグナル症状を抽出し、集約することを計画した。
2014年の悪性黒色腫に対するニボルマブ療法承認時から、現時点(2022年3月)までに研究対象施設でがん免疫薬物療法を受けた延べ患者数は約18,000人であった。免疫関連有害事象は、発現時期が明確に特定できるものはなく、導入から長期に治療経過を探索し、有害事象に関連するデータを収集する必要がある。治療経過の長短は患者によりさまざまであり、治療期間は数週間から約3年であった。約18,000人すべての患者のデータを収集することが一番であるが、1人の情報収集に要する時間は1時間程となり、研究者1人では限界があった。そこで、殺細胞性抗がん薬などとの併用療法では免疫関連有害事象を明確に特定しにくいことから、単剤療法かつ対象数が最も多かったニボルマブ療法のみに限定しデータの収集を行った。しかし、2021年度だけでも対象数は約2,000人であり、免疫関連有害事象独特の症状表現や行動、前兆となるシグナル症状の抽出には、網羅的に探索する必要があるため、データ収集を継続中である。
加えて、対象施設内におけるがん免疫薬物療法に関する部会においても、定期的に免疫関連有害事象で緊急受診/入院、死亡した患者の情報を収集している。ニボルマブ療法に限定した患者ではないが、免疫関連有害事象特定例として、こちらの患者についてもテータの収集を継続している。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K10816
ID情報
  • 課題番号 : 21K10816
  • 体系的課題番号 : JP21K10816