MISC

2017年4月

【透析患者の薬剤処方-ポリファーマシーを考える】 各疾患の多剤併用療法 なぜ組み合わせるのか?どんな危険性があるのか? 疼痛・そう痒治療薬の処方

臨床透析
  • 山本 卓

33
4
開始ページ
421
終了ページ
427
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.19020/J01864.2017234015
出版者・発行元
(株)日本メディカルセンター

透析患者の疼痛,そう痒は客観的評価が難しく,治療による満足度が大きくないためポリファーマシーの要因となりやすい.各症状に対する処方が過剰となると有害事象が起こるだけでなく,疼痛とそう痒それぞれに対応した処方の相互作用で有害事象となる可能性も考慮しなければならない.対策としては,(1)CKD-MBD,透析条件など疼痛,そう痒の原因となりうる疾患の治療を積極的に行う,(2)疼痛,そう痒の症状に関する治療介入では複数の治療を同時に行わず,一つひとつの治療効果を判断のうえ,継続,変更,追加,使用量の調節など検討する,ことが挙げられる.(著者抄録)

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.19020/J01864.2017234015
ID情報
  • DOI : 10.19020/J01864.2017234015
  • ISSN : 0910-5808
  • 医中誌Web ID : 2017234015

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