2018年7月
医療現場における看護職のドメスティック・バイオレンス被害者への支援プロセス
日本フォレンジック看護学会誌
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- 巻
- 4
- 号
- 2
- 開始ページ
- 5‐18
- 終了ページ
- 18
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本フォレンジック看護学会
目的:医療現場において看護職が行っているドメスティック・バイオレンス(以下DV)被害者への支援プロセスを明らかにすることである。方法:研究参加者として、DV被害者支援経験が3年以上ある看護職を募集し、12名の参加者を得た。参加者には半構造化面接を行い、得られたデータを、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析を行った。結果:看護職のDV被害者支援は、[安全な生活への第一歩を後押しするプロセス]であった。【安全な支援体制の整備】に始まり、看護職が【DV被害者のスクリーニング】により被害者を見つけ出し、【日常生活における危険性の把握と共有】を行いながら、【支援ネットワークへの接続】を行うものであった。結論:看護職によるDV被害者支援は、基本的な暴力被害者に対する支援原則に加えて、相手に合わせて展開されていた。看護職は、被害者を見つけ出し、寄り添いながら支援に繋げる役割を担っていた。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 2188-8493
- 医中誌Web ID : 2019059619
- J-Global ID : 201802210926863302