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2021年2月

【過活動膀胱-進む病態解明と広がる治療選択肢】光遺伝学(optogenetics)を利用した大脳下部尿路機能関連領域の解析

カレントテラピー
  • 望月 孝規
  • ,
  • 真仁田 聡
  • ,
  • 喜多村 和郎
  • ,
  • 三井 貴彦
  • ,
  • 武田 正之

39
2
開始ページ
161
終了ページ
165
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)ライフメディコム

光遺伝学(optogenetics)は神経基礎領域で近年確立され、多用されている技術のひとつである。この技術はこれまでの電気刺激や薬剤投与と異なり、周囲の神経細胞を刺激することなく、標的神経細胞だけの神経活動を特定の波長の光刺激によって制御できることが特徴である。これを応用することで、これまで困難とされてきた大脳における下部尿路機能の機構が解明されつつある。本稿では、光遺伝学導入前の下部尿路機能における大脳領域の今までの基本的な概論から始まり、光遺伝学の原理、光遺伝学を応用した最新の研究論文について紹介し、将来の展望について述べる。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0287-8445
  • ISBN : 9784898133248
  • 医中誌Web ID : 2021134826

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