2001年12月6日
画像のガウス混成モデルに基づくインパルス性雑音除去フィルタ
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
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- 巻
- 101
- 号
- 494
- 開始ページ
- 55
- 終了ページ
- 60
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
本論文では, インパルス性雑音により劣化した画像の復元法として, 補間処理にガウス混成モデルに基づく適応的ウィナーフィルタを用いたスイッチングフィルタを提案する.この補間フィルタは, 雑音画素の値が消失しているものとして, 近傍の画素値から予測するものである.適応化の方法として, 画像の局所領域の信号列に有限個のガウス定常過程を当てはめ, その予測誤差電力を最小とするウィナーフィルタ係数を選択することで復元能力の向上を図る.フィルタサポート領域内の雑音画素の取扱い方法として, 雑音画素を除く方法および雑音画素を補正して用いる方法のシミュレーション実験を行い, 後者の方法により従来のメジアンフィルタによる復元法に比べて演算量を大幅に増加させることなく, 約1.5〜2.5dBだけ復元能力を向上できることを明らかにする.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110003283278
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013298
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110003283278
- CiNii Books ID : AN10013298