1999年12月16日
可変形状領域分割を用いたフラクタル画像符号化
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
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- 巻
- 99
- 号
- 510
- 開始ページ
- 105
- 終了ページ
- 110
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11485/itetr.23.79.0_105
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
本稿では、可変形状領域分割を用いたフラクタル画像符号化法を検討する.可変ブロック分割として四分木分割を用いた従来法では、フラクタル符号化の誤差が大きな場所では小さなレンジブロックになるように分割して画質の向上を図っている.しかしレンジブロックの個数が増大して逆に符号量が増加するため、必ずしもレート-歪み特性が向上するものではなかった.そこで本論文では、レンジブロックを構成する画素の個数は一定のままで、ブロックの辺を局所的なエッジに沿うように適応的に制御する可変形状領域分割を新しくフラクタル画像符号化に導入し、この分割に応じてドメインブロックを選択して符号量を削減する方法を検討する.最後に符号化シミュレーションを行い、提案法が四分木分割法に比較してレート-歪み特性が向上し、またエッジを多く含む画像では画質が大きく改善することを示す.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11485/itetr.23.79.0_105
- ISSN : 1342-6893
- CiNii Articles ID : 110003283665
- CiNii Books ID : AN1059086X