2017年3月
ニホンナシ‘あきづき’と‘王秋’に発生するコルク状果肉障害の特徴
園芸学研究
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 16
- 号
- 1
- 開始ページ
- 79
- 終了ページ
- 87
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2503/hrj.16.79
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 園芸学会
<p>ニホンナシ 'あきづき' および '王秋' の果実に生じるコルク状果肉障害の発生状況について,果実を5 mm厚に薄くスライスして詳細に調査を行い,成熟期や果実品質との関係を解析するとともに,GA処理の影響について調査した.両品種ともにコルクの発生が認められ,'あきづき'は成熟の遅い果実に発生が多かった.本試験では,'王秋'は'あきづき'ほど成熟時期による違いは明確ではなかった.一方,両品種ともに果実重の大きい果実で発生が多く,特に'あきづき'では大きい果実ほどコルクの個数が増加し,大きいコルクの発生も多くなった.コルクの発生位置は,果実全体に分布していたが,赤道面よりややこうあ部側に最も多く観察された.GA処理は,両品種ともにコルクの発生個数を有意に増加させ,障害程度を重症化させた.ただし,コルクの発生果率には影響を及ぼさなかった.</p>
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.2503/hrj.16.79
- ISSN : 1347-2658
- CiNii Articles ID : 130005519987
- CiNii Books ID : AA11608561