基本情報

所属
国立極地研究所 教授
Graduate University for Advanced Studies
学位
Doctor of Science

J-GLOBAL ID
201101002239930491

外部リンク

東京工業大学理学部応用物理学科卒業、東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻終了(理学博士)。
東北大学理学部助手、国立極地研究所助手、助教授を経て、国立極地研究所教授。総合研究大学院大学極域科学専攻教授。
専門、大気物理学、極域気候学。

受賞

  2

論文

  146

MISC

  218

書籍等出版物

  14

講演・口頭発表等

  49

担当経験のある科目(授業)

  2

社会貢献活動

  61

その他

  1
  • 個人研究としては、一貫して放射収支に関する研究を続けてきた。実験室での大気成分の赤外吸収帯の吸収特性の分光学的研究から始まり、南極氷床上カタバ風帯での放射収支の特性を解明し、さらに人工衛星観測から大気上端での放射収支の南極域での特徴を調べ(NASA Langley研究センターでの研究)、雲、海氷、氷床の放射影響を明らかにした。同じく衛星データによる雲分布の導出手法を考究し、困難な雪氷面上の雲識別法を編み出した。これらの結果を併せ用いて、雲分布の放射収支に対する影響、気候影響を解明すること、雲と海氷分布との相互作用、即ち極域気候の大きな要素である氷ーアルベードフィードバックに対する雲の効果の解明は未だ道半ばで、今後の課題になっている。 一方、グループ研究、共同研究としては、大気・物質循環を課題としている。温室効果気体やオゾン、エアロゾルの高精度の長期モニタリングやその振る舞いの解明のためのキャンペーン観測を南極・北極で実施し、その変動の実態把握、変動メカニズムの解明が進んできた。日独(アルフレッドウェーゲナー極地海洋研究所と)共同の航空機観測を両極で実施し、そのバイポーラな比較を通じて南極、北極大気の特性をより明確にする予定である。また、モデルに基づく気象客観解析データを用いたトラジェクトリー解析や大気循環場の特徴を現場観測結果と対比することで、大気中物質の変動に対する大気の輸送過程の影響の解明を目指している。 さらに、将来に向けて、新しい観測システムとして、無人航空機や小型成層圏大気採取装置の開発を進め、また広域の雲の鉛直分布を観測するライダー・雲レーダ搭載衛星の飛揚や大気の鉛直構造を高時間分解能で観測する大型大気レーダの建設・観測開始を目指す。これらの中では、特に、対流圏ー成層圏交換の実態把握に関心を持っている。