茨城県北部沿岸域における福島・茨城県境を震源とする地震の長周期地震動に関する評価,6; 想定地震に対する三次元地盤構造モデルを用いた長周期地震動評価
2017年度日本建築学会大会(中国)学術講演会
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- 開催年月日
- 2017年8月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 広島
- 国・地域
- 日本
2011年4月11日福島県浜通りの地震(M7.0、以下「浜通り地震」)の発生以降、震源断層とされる井戸沢断層および湯ノ岳断層周辺では多数の余震が発生し、内陸地殻内地震であるこれら浜通り地震およびその余震によって、茨城県北部沿岸域にある幾つかの地震観測点において長周期地震動が観測された。われわれは、当該地域における長周期地震動評価の高精度化を目的として、浜通り地震の震源域付近から茨城県北部沿岸域を範囲とする三次元地盤構造モデル(以下「3Dモデル」)を作成し、中規模あるいは大規模な地震の実記録を用いたモデルの最適化および妥当性について検討し、三次元地盤構造モデルを用いた長周期地震動評価の有用性を確認した。本研究では、大規模な地震に対する3Dモデルを用いた長周期地震動評価の妥当性を確認するとともに、浜通り地震を超える規模の想定地震の長周期地震動評価を実施した。本発表では、浜通り地震の規模を超える想定に対して3Dモデルを用いた長周期地震動評価実施するともに、別途実施した波数積分法による長周期地震動評価と比較・分析した結果について説明する。