2018年10月
日本病理学会・日本内科学会 病理解剖の許諾 剖検合同アンケート結果
診断病理
- 巻
- 35
- 号
- 4
- 開始ページ
- 329
- 終了ページ
- 344
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本病理学会
病理解剖の許諾を得ることについてどのような教育が行われているのか、その状況を明らかにすることを目的にアンケート調査を実施した。日本内科学会の認定教育施設982施設に依頼し、492施設(50.1%)から回答が得られた。「説明を初期研修医が行うことがある」と回答した施設は17施設(3%)、「後期研修医が説明する」と回答した施設は4割程度であった。剖検例数別にみると、剖検体数が多い施設では何らかの形で研修医に病理解剖についての教育を行っていた。その内容は多くの施設で「病理解剖の意義」、「CPC(臨床病理症例検討会)について」であり、後者には初期研修医に対するCPCレポートのまとめ方についても含まれるものと思われる。自由回答のなかでもCPCへの言及が多く、研修医のCPC出席を義務付けている施設や研修医を剖検に参加させるという取り組みをしている施設もあった。
- ID情報
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- ISSN : 1345-6431
- 医中誌Web ID : 2019064036