2012年6月20日
園芸療法における新しい剪定バサミの提案
日本デザイン学会研究発表大会概要集(CD-ROM)
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
身体および精神のリハビリテーション方法として、園芸療法が近年日本でも取り入れ始められている。しかし現場で使用される園芸用品は、現在市場に出回っているそのほとんどが健常者向けのものである。これらは園芸療法における主なユーザとなる高齢者や身体および脳に障害を持つ方々にとって、必ずしも使いやすく安全な形態をしているわけではないと考えられる。本研究ではこのような園芸用品の中でも、最も使用頻度の高いものの一つである「剪定バサミ」に着目し、実際に使用している場面の調査を行いながら、新たな提案を試みる。具体的には、リハビリテーションセンターにおける園芸療法と、高齢者の庭仕事の二つの現場を調査して発見した問題を解決する、新しい機構の剪定バサミを提案する。<br>