2009年9月30日
デザインプロセス理論によるFASEモデルの構築 : デザイン思考のクリエイティビティ(1)
デザイン学研究
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- 巻
- 56
- 号
- 3
- 開始ページ
- 61
- 終了ページ
- 70
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11247/jssdj.56.61
- 出版者・発行元
- 日本デザイン学会
今日、デザインが対象とする領域は拡大の一途を辿っている。その理由としてデザインという行為が非常に多くのことがらにおいて適用可能な方法論を持っているということが考えられる。しかし既存のデザイン方法論は、特定の領域に特化したものが多く、デザインの普遍的な方法論を解明したものは見られない。そこで本稿では多くの領域において適用可能である基本的なデザインの思考方法論構築を行った。過去に行われた研究におけるプロセスモデルや方法論をまとめたデザインプロセス概念図と、デザイナーへのヒアリング調査から得られた実務プロセス事例の分析より、Find、Acquisition、Evaluation、Simulationのループによって構成されるFASEモデルが導かれた。さらにFASEモデルに沿ったデザインプロセスの解釈により、これまで分類不可能とされてきた「解決型」および「提案型」の特徴を発見することができた。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.11247/jssdj.56.61
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110007482608
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00150292
- ID情報
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- DOI : 10.11247/jssdj.56.61
- ISSN : 0910-8173
- CiNii Articles ID : 110007482608
- CiNii Books ID : AN00150292
- identifiers.cinii_nr_id : 9000014643695