2015年1月12日
単一文書自動要約のための言語資源構築に向けて
情報処理学会研究報告. 自然言語処理研究会報告
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- 巻
- 2015
- 号
- 15
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 27
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人情報処理学会
本稿では単一文書自動要約の新たな展開について言語資源と評価指標の観点から検討する.まず,最初に語順に対する順序尺度を含めた距離空間・類似度・相関係数・カーネルにより既存の自動評価指標の整理を行い,現在ある言語資源を用いてその指標空間の性質を明らかにする.次に自動要約の評価として必要な軸として,提供すべき情報の過不足と読みやすさの二つを考える.情報の過不足については,元文書の情報構造を言語生産者・言語受容者の双方の観点から分析し,システム要約・参照要約双方の情報の質を検討する.読みやすさについては,生成されたテキストの読み時間に基づいた定量的な評価方法について検討する.最後に語順・情報構造・読み時間の関係性について解説し,読み時間を用いた言語受容者毎の要約作成の可能性について議論する.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009865322
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10115061
- ID情報
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- CiNii Articles ID : 110009865322
- CiNii Books ID : AN10115061
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