白戸 康人

土壌学が専門。大学院修士修了後、1991～1993年に2年間、南米のパラグアイで青年海外協力隊員。1995年10月から農業環境技術研究所に所属し、中国やモンゴルの半乾燥地での土壌調査に従事。2000年ころから、土壌炭素動態モデルを用いた土壌炭素貯留の評価の研究。2005年から2年あまり農水省に出向し、2008年から農環研に復帰。土壌炭素動態モデルRothCの検証と改良、そのモデルを活用した土壌炭素の将来予測や広域評価などを通じて、日本国温室効果ガスインベントリ報告書や政府の温室効果ガス削減計画の策定に貢献。また、モデルを活用したwebサイト「土壌のCO2吸収「見える化」サイト」を公開。農業者の方々の意思決定支援への貢献をめざす。土壌炭素貯留は、持続的な農業生産と気候変動緩和の両方をかなえるwin-winの方策です。