MISC

2012年9月2日

多波長画像を用いた照度差ステレオ法の精度向上 (パターン認識・メディア理解)

電子情報通信学会技術研究報告 : 信学技報
  • 高谷 剛志
  • ,
  • 松下 康之
  • ,
  • Lin Stephen
  • ,
  • 向川 康博
  • ,
  • 八木 康史

112
197
開始ページ
73
終了ページ
80
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

本研究では,ランバート拡散反射モデルに基づく照度差ステレオ法の精度を向上するために,多波長画像を用いた新しい手法を提案する.多くの照度差ステレオ法はランバート拡散反射モデルを仮定しているが,この理想的な仮定と実際の観測とのずれが形状復元における誤差となる.この問題を軽減するために,本研究では反射率の波長依存特性を利用する.提案手法はある波長における観測が他の波長における観測よりもランバート拡散反射モデルに適合することに基づき,行列の階数解析によりその波長を特定し,照度差ステレオ法の精度を向上する.最適な波長は物体表面に沿って変化するため,様々な波長で推定した法線マップを組み合わせることにより,高精度な法線マップを得ることができる.実験結果として,合成画像および実画像を用いて,一般的な濃淡画像を用いた照度差ステレオ法よりも高い精度を得られることを示す.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009666620
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10541106
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/024004756
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110009666620
  • CiNii Books ID : AN10541106

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