共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

看護・介護サービスの質を高める音声つぶやきによる気づきプラットフォームの研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)
  • 内平 直志
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  • 崔 舜星
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  • 平石 邦彦
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  • 小林 孝一
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  • 佐々木 康朗
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  • 水流 聡子
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  • 金井 秀明

課題番号
15H02785
配分額
(総額)
15,990,000円
(直接経費)
12,300,000円
(間接経費)
3,690,000円

音声つぶやきによる気づきプラットフォームの要素技術である,1.気づき体系化,2.気づきマイニング,3.学習型気づき誘発,4.気づき組織学習,の技術開発を行い,その成果を国内外の会議で発表するとともに,各要素技術を統合した,5.気づき支援システム(手法・ツール)の開発を行い,気づきプラットフォームとして汎化し,農業および警備分野の気づき支援における実証評価を行った.
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具体的には,「気づき体系化」に関しては,介護施設における介護プロセスモデルを構築した.「気づきマイニング」に関しては,数理モデルに基づく看護・介護サービスの行動解析手法を確立した.「学習型気づき誘発」に関しては,気づき誘発に適した音声の研究を行うとともに音声と画像による発想支援(マルチメディアKJ法)の実証評価を行った.「気づき組織学習」に関しては,組織内の気づきの共有でメンバーの気づき力がどのように変化するかを分析しリアルタイム気づき組織学習モデルを提案した.
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最終年度の最も重要な成果は,これらの要素技術に基づく「気づきプラットフォーム」を,警備(金沢百万石まつり,鶴来ほうらいまつり)と農業(北海道栗山町自ゆう耕場)の現場で展開し,その有効性を実証したことにある.特に,農業においては,音声つぶやきによる気づき(人間センサー)とIoT(物理センサー)の相互補完的な活用の有効性を示した意義は大きい.この「気づきプラットフォーム」は,様々な領域への適用が広がりつつあり,例えば「IoTと音声つぶやきシステムを活用した漁船・内航商船向け機関業務支援システム」が,公益財団法人石川県産業創出支援機構主催のスタートアップビジネスプランコンテストいしかわ2018において学生賞を受賞するなど,研究成果の事業化も視野に具体的に進展している.