共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

温度応答性培養皿を利用した真珠腫上皮シートの作製と真珠腫の病態解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
16K11195
体系的課題番号
JP16K11195
配分額
(総額)
4,550,000円
(直接経費)
3,500,000円
(間接経費)
1,050,000円

ヒトより採取した中耳粘膜より温度応答性培養皿を用いて、人工中耳粘膜シートを作製した。さらに外耳道皮膚より採取されたkeratinocyteとECMからなる鼓膜上皮層にあたる鼓膜上皮シートを作製し、人工中耳粘膜と融合させて人工鼓膜を構築させた。この人工鼓膜は電子顕微鏡での観察および免疫組織学的に正常鼓膜と類似する構造であることが確認された。この人工鼓膜を用いて真珠腫モデルの作製を試みたが、ケミカルメディエーターやサイトカインの刺激のみでは、真珠腫の発現を誘発することは出来なかった。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K11195
ID情報
  • 課題番号 : 16K11195
  • 体系的課題番号 : JP16K11195