2007年 - 2009年
弛緩部型中耳真珠腫の発症・進展機序の解明と予防・治療に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
真珠腫の病態に合わせた適切な術式選択は再発を防止する上で重要であり、また術後聴力成績にも影響を与える。真珠腫の形成や上皮の進展は、表皮と線維芽細胞を主体とする表皮下組織のオートクラインやパラクラインによる表皮の増殖・分化の亢進、上皮のmigration障害によるdebris形成と炎症の持続など、悪循環により拡大進展すると考えられた。
中耳粘膜の再生に関しては、培養中耳粘膜組織の作成と移植実験に成功。すなわち家兎の中耳粘膜から三次元的な中耳粘膜を作成し、それを他の家兎に移植し、形態的にも生理学的にも正常に近似する粘膜が形成された。
中耳粘膜の再生に関しては、培養中耳粘膜組織の作成と移植実験に成功。すなわち家兎の中耳粘膜から三次元的な中耳粘膜を作成し、それを他の家兎に移植し、形態的にも生理学的にも正常に近似する粘膜が形成された。
- ID情報
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- 課題番号 : 19591991
- 体系的課題番号 : JP19591991