講演・口頭発表等

国際会議
2010年10月

高速光電子顕微鏡測定のためのポリキャピラリーレンズを用いた軟X線の集光

5th International Symposium on Practical Surface Analysis and 7th Korea-Japan Symposium on Surface Analysis (PSA-10)
  • 平尾 法恵
  • ,
  • 馬場 祐治
  • ,
  • 関口 哲弘
  • ,
  • 下山 巖

記述言語
英語
会議種別

PEEM(光電子顕微鏡)と軟X線放射光を組合せた顕微XAFSは固体表面の元素分析,原子価状態,電子構造,分子配向マッピングに有力な手法である。しかし、表面吸着,拡散反応などの現象を追跡するためには、より高速化が必要である。そこで、ポリキャピラリーレンズの放射光のエネルギーを変化させても焦点が変化しないという特性を活かし、軟X線領域(1.8-4.2keV)の放射光とポリキャピラリーレンズを組合せ、放射光ビーム集光の技術開発を行った。この結果、強度が55倍となり、1画像測定が10ミリ秒に短縮されたため、高速の顕微XAFS測定が可能となった。