共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年10月 - 2024年3月

Liquid Air Coolingを核とした国際共創による複合環境調節の躍進

日本学術振興会  科学研究費助成事業  国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

課題番号
20KK0148
体系的課題番号
JP20KK0148
配分額
(総額)
18,590,000円
(直接経費)
14,300,000円
(間接経費)
4,290,000円

前年度はコロナにより国内の分担者メンバーが一堂に会して打ち合わせを行うことができなかったものの,オンラインミーティングを実施することで意見交換・情報共有は継続して実施した.しかしながら,英国バーミンガム大学の協力者を訪問して詳細な打ち合わせおよび実験を実施することはできなかった.そこで,Liquid Airを利用した温室内の局所冷却システムの在り方について,一部メンバー間(安武,原田,日高)でメールと対面での打ち合わせを開始した.研究2年目である令和3年度は,前年度に果たせなかったバーミンガム大学を訪問して,前述の冷却システムについて具体的な計画協議を行う予定であったが,コロナの影響が継続していたため当該年度も訪問・実験を行うことが不可能であった.
そこで令和3年度は,冷却(冷熱)を十分に温室において利用可能であった場合に,温室環境と植物生理生態機能に及ぼす影響について先に調査を行った.とくに冷熱を植物群落(今回はキクを対象とした)に局所的(株元,成長点)に適用した場合,群落周辺の温度形成に及ぼす影響を調べた.成長点冷房においては,日射の影響により冷却効果が弱められる現象が観察されたが,株元冷却については日射が届かないことと植物群落が冷気の流出を防ぐため,安定した冷却効果を得ることができた.また,植物生理生態機能に及ぼす影響として葉温,呼吸速度,およびシンクへの転流速度に着目して調べた.局所冷却によって葉温の低下が観察され,それが呼吸速度の抑制につながる可能性が示唆された.またシンクへの転流速度についても,局所冷却によってダイナミックに変化することが確認された.

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20KK0148
ID情報
  • 課題番号 : 20KK0148
  • 体系的課題番号 : JP20KK0148