2019年4月 - 2022年3月
腹側被蓋野ドーパミンニューロンの活動と目標指向行動の動機づけの因果的関係
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
VTAのDAニューロンの活動と目標指向行動の動機づけの間の因果的関係を,異なる事態との間で相互に比較・翻訳可能な程度に明瞭に描出することは,動機づけ過程に異常を来す精神疾患の病態解明やその治療法開発に繋がる重要な課題である。本研究は,ラットのオペラント条件づけに行動経済学的な視点を導入し,動機づけに関わる内在変数の推定を可能にする新たな強化スケジュールを確立する。また,最新の遺伝子改変技術を基盤として,VTA DAニューロンの活動を,一過的かつ両方向性に制御するためのツールを開発し,その最適化を図る。そして,DAニューロンの活動操作が動機づけ関連変数に与える影響を体系的に検討する。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K03381