2020年8月
シチズンサイエンスへの参加意欲と科学・技術に対する関心の関係
科学技術コミュニケーション
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- 巻
- 27
- 号
- 27
- 開始ページ
- 50
- 終了ページ
- 70
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14943/95029
- 出版者・発行元
- 北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
近年,科学者等の専門家と市民(非専門家)がインターネット等を活用しながら協力してデータ収集や解析を行う市民参加型の研究プロジェクト(シチズンサイエンス)が盛んになり,日本でもいくつかのプロジェクトが進められている.欧米では,シチズンサイエンスのプロジェクトの参加者属性や参加理由についての調査があるが,日本では行われていない.そこで本研究では,日本ではどのような属性をもつ市民がシチズンサイエンスに参加意欲を示すかを,科学・技術への関心の程度との関係に着目して調べた.市民向けイベントでのアンケート調査およびインターネット調査を実施した結果,科学・技術への関心が高い関心層は,シチズンサイエンスに対しても高い参加意欲を示すことが分かった.特に「科学や学問への貢献」や「知的好奇心の刺激」,「科学に関する最先端の知識が得られる」がシチズンサイエンスへの参加の動機になることが示された.一方,低関心層はシチズンサイエンスへの参加意欲が低く,強い参加の動機になり得るものを見出すことができなかった。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.14943/95029 本文へのリンクあり
- J-GLOBAL
- https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202002267726535123
- URL
- http://hdl.handle.net/2115/79096 本文へのリンクあり
- ID情報
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- DOI : 10.14943/95029
- ISSN : 1881-8390
- J-Global ID : 202002267726535123