2014年4月
「周産期メンタルヘルスの今後の課題と展望」その(1)】産後うつ病の予防に対する夫婦面接の効果の検討
日本周産期メンタルヘルス研究会会誌
- 巻
- 1
- 号
- 1
- 開始ページ
- 34
- 終了ページ
- 38
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本周産期メンタルヘルス学会
産後うつ病の予防的看護介入プログラムの効果を、事例(妻は30代後半、不妊治療後の妊娠)をもとに、夫の行動に焦点を当て検討、報告した。妊娠経過に問題は無く、妊娠後期の介入として、産後の育児イメージの明確化と役割分担調整などを行った。出産は正常分娩で分娩経過にも問題は無かったが、産後4日からマタニティブルーズの症状を認め、産後うつを発症する可能性があったため、産後うつ病について情報提供を行い、対応について夫婦と確認した。産後1ヵ月のEPDS(エジンバラ産後うつ質問票)は9点以上で、抑うつ状態を認め、日常生活や育児行動にも支障が出ていた。夫は妻の様子から受診が必要と判断し、専門医を探し治療開始となった。
- ID情報
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- ISSN : 2188-6326
- 医中誌Web ID : 2016107697