共同研究・競争的資金等の研究課題

2009年 - 2010年

低温ストレス応答におけるRNA制御システム

文部科学省  科学研究費補助金(新学術領域研究(研究領域提案型))
  • 千葉 由佳子

課題番号
21112502
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
7,800,000円
(直接経費)
6,000,000円
(間接経費)
1,800,000円
資金種別
競争的資金

移動という逃避手段を持たない植物にとって,急激な環境の変化は大きなストレスであり,随時,適応していかなくてはならない。その中でも低温は,迅速に対応しなくてはならない主要な環境ストレスのひとつである。これには様々な遺伝子の発現調節が伴うが,これまでの研究のほとんどは転写制御に注目して行われてきた。一方,近年,"small RNA"の研究が急速に進展したことと相俟って,mRNAの分解による転写後制御の重要性が認識されている。そのような背景のもと、本研究は植物の示す低温ストレス応答機構においてmRNAの分解による制御がどの程度貢献しているのかを明らかにすることを目的としている。平成21年度は、シロイヌナズナの培養細胞株であるT87を使ったマイクロアレイと転写阻害剤処理を組み合わせた"mRNA decay array"によって,低温ストレスに応答してmRNA安定性のレベルで制御されている遺伝子群を抽出した。興味深いことに、低温ストレスに応答にして転写およびmRNA分解が拮抗的に変化し、結果としてmRNAレベルが変化しないという遺伝子が多く存在することが明らかとなった。さらに、マイクロアレイのデータをもとに転写レベルで制御されている遺伝子群とmRNA安定性のレベルで制御されている遺伝子群を分類したところ、異なる機能グループに属する傾向が強いことが明らかとなった。この結果は、遺伝子産物の...

リンク情報
URL
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/21112502.ja.html