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2019年2月

【Wntシグナルと骨】Wntシグナルによる破骨細胞の制御

Clinical Calcium
  • 小林 泰浩
  • ,
  • 上原 俊介
  • ,
  • 小出 雅則

29
3
開始ページ
309
終了ページ
315
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)医薬ジャーナル社

Wntリガンドは,β-力テニンを介する古典経路とそれを介さない非古典経路を活性化する。Wntシグナルに関与する分子の遺伝子変異によって骨代謝疾患が起こることが明らかにされ,骨代謝におけるWnt/β-力テニンシグナルの役割が明らかになってきた。さらに,Wnt阻害因子であるスクレロスチンやDi⊂kkopf-1に対する抗体が骨量増加に有効であることが示されている。また,徐々にではあるが,骨吸収におけるWntシグナルの役割も解明されつつある。本稿では,Wntシグナルによる破骨細胞の分化と骨吸収活性の制御機構について概説したい。さらに,破骨細胞によるスクレロスチン発現制御についても概説する。(著者抄録)

リンク情報
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ID情報
  • ISSN : 0917-5857
  • 医中誌Web ID : 2019257574

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