共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2022年3月

北極海氷の減少が如何にして東アジアの異常寒波を形成・増幅させるのか?

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
19H01964
体系的課題番号
JP19H01964
配分額
(総額)
17,420,000円
(直接経費)
13,400,000円
(間接経費)
4,020,000円

地球温暖化に伴う北極域の海氷の急速な減少は、北極の気候のみならず、中緯度域の気候にも影響を及ぼすことが指摘されている。海氷減少が近年東アジアで頻発している厳冬の形成に与える影響とそのメカニズムを調査した。東アジアに寒冬をもたらす大気循環変動(WACEパターン)は基本的には大気の内部変動であるが、観測データと大規模マルチモデルアンサンブルシミュレーションの解析より、WACEの変動の一部は海氷により外的に強制されていることが示された。また、結合モデルシミュレーションと大気のみのシミュレーションを比較した結果、大気と海氷の相互作用がWACEの分散を高めるように作用していることが分かった。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H01964
ID情報
  • 課題番号 : 19H01964
  • 体系的課題番号 : JP19H01964