2016年5月 - 2021年3月
フロッキュレーション解析に基づく環境界面工学の展開
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(S) 基盤研究(S)
移動現象など土壌と水環境におけるコロイド界面現象の物性論的課題についてモデルコロイドのロッキュレーションに基づく基礎的な解析結果を考察し、特に①コロイドの凝集過程に関わるダイナミクスの解明、②多孔質複合体のゼータ電位の実体解明、③フロック群の乱流沈降の水理解析、④濃厚コロイドの分離技術の確立、⑤バイオフィルムにおける細菌凝集と界面動電現象の解明、⑥フィールドにおける凝集沈降と水質構造の関連づけ、以上6項目について個別的な検討を行うと同時に相互の関連づけを明らかにした。
主な成果として、①については、弱い乱流下での流れの作用とブラウン運動のカップリングによる凝集過程を明らかにした点、腐植物質などのアニオン性の高分子電解質がカチオン性の高分子凝集剤の作用機構に及ぼす影響を凝集速度の観点から明らかにした点、また、異形のコロイド粒子の界面動電現象と凝集速度の関係を明らかにした点を挙げることができる。④については、微生物を用いで形成されるフロックの分離特性を生育ステージに基づいて明らかにした点を挙げるこができる。
主な成果として、①については、弱い乱流下での流れの作用とブラウン運動のカップリングによる凝集過程を明らかにした点、腐植物質などのアニオン性の高分子電解質がカチオン性の高分子凝集剤の作用機構に及ぼす影響を凝集速度の観点から明らかにした点、また、異形のコロイド粒子の界面動電現象と凝集速度の関係を明らかにした点を挙げることができる。④については、微生物を用いで形成されるフロックの分離特性を生育ステージに基づいて明らかにした点を挙げるこができる。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 16H06382
- 体系的課題番号 : JP16H06382