論文

査読有り 筆頭著者 責任著者
2017年12月

外延構造の意味と展望

  • 松下 裕

7
記述言語
英語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.4172/2161-0487.1000334

本論文は外延構造の2段階の拡張の意味を時間選好の枠組みで説明する.外延構造は測定対象の単位が時間不変のとき有効な概念となり得るが,時間変化するときはそうとは限らない.然るに,時間選好の問題では,単位の時間変化がしばしば起こる.そこで,まず,外延構造の結合演算が非可換で非結合的になるように拡張される.この拡張は重み付き加法形モデルを生み出すが,このモデルは時間選好において割引率が一定の問題しか説明できない.そこで,時間の右作用を導入して,重みが時間の関数になるように重み付き加法形モデルを拡張する.この結果,割引率が時間変化する問題も扱えることになる.

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DOI
https://doi.org/10.4172/2161-0487.1000334
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  • DOI : 10.4172/2161-0487.1000334

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