2018年4月 - 2020年3月
雌雄のクロストークによる花粉管誘引のON/OFFスイッチの解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究
被子植物の花のなかでは、花粉がめしべの先端に付着し、花粉管と呼ばれる管状の細胞を伸ばすことで受精が起き、種子が作られる。このように、花粉管が将来種子となる胚珠へたどり着く仕組みは花粉管ガイダンス(誘引)と呼ばれる。本研究では、花粉管が胚珠へと一対一誘引される仕組みを解明するため、イメージングと発現解析を組み合わせ研究を行なった。細胞動態を生きたまま観察するため、カルシウムを可視化する蛍光タンパク質を発現するシロイヌナズナを作出し、蛍光顕微鏡で観察したところ、花粉管の伸長に伴い蛍光強度が変化する様子が観察された。また、大規模発現解析を行い、一対一誘引に関わる候補遺伝子を得ることができた。
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- 課題番号 : 18K14741
- 体系的番号 : JP18K14741
この研究課題の成果一覧
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受賞
1論文
1-
EMBO Reports 25 2529-2549 2024年5月21日 査読有り筆頭著者責任著者
講演・口頭発表等
1-
日本植物形態学会第35回大会 2023年9月6日
学術貢献活動
1-
企画立案・運営等水多陽子, 多喜正泰. 日本植物学会第84回大会(共催:新学術領域研究「植物新種誕生原理」,認定特定非営利活動法人綜合画像研究支援,日本植物形態学会) 2020年9月21日