2019年12月
研究者の最新動向 脊髄小脳失調症新規モデルマウスを用いた病態解析
Precision Medicine
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- 巻
- 2
- 号
- 13
- 開始ページ
- 1260
- 終了ページ
- 1266
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)北隆館
常染色体優性遺伝性脊髄小脳失調症42型はT型カルシウムチャネルCaV3.1をコードするCACNA1Gのミスセンス変異によって発症する疾患である。我々はCRISPR/Cas9システムを用いてCacna1g遺伝子にヒトで発見された変異を導入したモデルマウスを作成し、その結果、運動失調、プルキンエ細胞変性を再現することに成功した。また小脳・脳幹急性スライスにおいてプルキンエ細胞および下オリーブ核神経細胞の電気生理学的異常を検出した。今後本モデルマウスを用いた治療法を開発していく予定である。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 2434-3625
- 医中誌Web ID : 2020084038