MISC

2004年

GFP : 光輝くタンパク質(講座:タンパク質-その姿を見た立役者たち4)

化学と教育
  • 丹羽 康夫

52
8
開始ページ
532
終了ページ
535
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.20665/kakyoshi.52.8_532
出版者・発行元
公益社団法人 日本化学会

GFPはGreen Fluorescent Proteinの頭文字からなる略称で,その名前が示すように緑色の蛍光を発するタンパク質である。クラゲから発見されたGFPは238個のアミノ酸からできており,その発光には基質等を一切必要としないユニークな特徴をもっていることから,他のタンパク質と結合させることにより,そのタンパク質の細胞内での局在や動きを調べることができる。さらにGFP内の特定のアミノ酸を別のアミノ酸で置換することで蛍光色を変化させることができるため,蛍光色を変えたタンパク質を組み合わせて使うことにより,タンパク質間の相互作用や細胞内の力ルシウム濃度の変化をとらえる研究にも応用されている。GFPはその他にも内分泌滑乱化学物質の有無や,膜の流動性の測定,果てはペットにまで利用されている。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.20665/kakyoshi.52.8_532
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008906373
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10033386
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/7069775
ID情報
  • DOI : 10.20665/kakyoshi.52.8_532
  • ISSN : 0386-2151
  • CiNii Articles ID : 110008906373
  • CiNii Books ID : AN10033386

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