2021年10月 - 2025年3月
電磁力ヒートシールドの確立とスノーライン以遠深宇宙探査機への展開
日本学術振興会 科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
世界の深宇宙探査のターゲットのトレンドとして、これまでの地球近傍の小惑星、火星衛星から、より遠方の始原性の高い小惑星、彗星核、木星土星不規則衛星に注目が集まっている。この新たな深宇宙サンプルリターンミッションでは、「はやぶさ」カプセル設計から逸脱した全く新たなカプセルのヒートシールド技術が必要とされる。本研究では、実験的アプローチと数値解析的アプローチを融合することにより、磁場を利用した高温流れの制御「電磁力エアロブレーキング」技術を解明し、確立していくことを目的としている。今年度の実績としてはJAXAの所有する大型超高速風洞HEK-Xを使用した予備実験を行い、電磁力ヒートシールドの地上実証に向けた第一段階の実験を進められた。
- ID情報
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- 課題番号 : 21KK0078
- 体系的番号 : JP21KK0078