Oct, 2002 - Mar, 2003
電子回路ニューロンモデルを用いた結合系の加速現象
民間財団等 山口育英奨学会学術研究助成
- Grant amount
-
- (Total)
- 400,000 Japanese Yen
- (Direct funding)
- 400,000 Japanese Yen
- (Indirect funding)
- 0 Japanese Yen
- Grant type
- Competitive
神経細胞や心筋細胞など,生体内で情報伝達・処理系を構成する細胞群が相互結合を通して振動数を増加させる加速現象の様子を電子回路モデルで再現し調査した.その結果,活動電位の絶対不応期の長短で加速効果が発現したり消滅したりすることを確かめた.主に,神経細胞では絶対不応期が短く複雑な情報処理を行うことが可能であるが,加速現象は生じない.一方で心筋細胞では絶対不応期が長く複雑な情報処理は行えないが加速現象は生じ得ることを電子回路モデルで確かめた.