2015年4月 - 2018年3月
チタンインプラント表面微細構造化による周囲骨質とリモデリングの最適化
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
歯科用インプラントでは早期の骨結合だけでなく,周囲骨と適応した物理的機能を長期的に維持することが重要である.したがって再生骨組織の良好な骨質に基づく応力遮断効果の抑制による周囲組織のメンテナンスを達成できる新たなインプラント表面デザインが求められる.本研究では放電陽極酸化処理を用いてチタン表面の化学構造・超微細構造を改質し,インプラント‐生体界面バイオメカニクスの最適化を検討した.放電陽極酸化チタン表面に析出する石灰化組織は弾性係数が天然骨組織に匹敵し,インプラント周囲組織として優れた支持と,長期的な維持効果を発揮する.
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- 課題番号 : 15K11222
- 体系的課題番号 : JP15K11222