基本情報

所属
独立行政法人国立病院機構京都医療センター 臨床研究センター予防医学研究室 研究員

J-GLOBAL ID
202001019278806056
researchmap会員ID
R000012706

2007年に糖尿病看護認定看護師の資格を取得後、飯塚病院において糖尿病看護外来を新たに立ち上げ、外来におけるインスリン導入、フットケア、シックディ・低血糖対応、高齢者および家族支援、糖尿病透析予防指導,、インスリンポンプ導入などの療養支援を実施した(年間2,000件以上)。2018年より京都医療センターに所属し、糖尿病センターでの糖尿病療養支援、糖尿病の臨床研究を行っている。京都医療センター糖尿病センターは約3,000名の糖尿病患者が通院しており、1型糖尿病専門外来には若年から高齢までの患者が約300名登録されている。また、妊娠糖尿病専門外来もあり、療養支援内容は多岐にわたる。

 

【医療従事者のワーク・エンゲイジメントに関する研究】

看護職や介護職などの医療従事者では「バーンアウト」(燃え尽き)が社会的な問題となっている。その反対の概念が「ワーク・エンゲイジメント」で、仕事に誇りや、やりがいを感じ(没頭)、熱心に取り組み(熱中)、仕事から活力(活力)を得ている状態である。保健医療従事者のワーク・エンゲイジメントが高ければ、精神的に健康で、組織の生産性も向上する。そこで、糖尿病に携わる医療従事者のワーク・エンゲイジメントについて調査し、ワーク・エンゲイジメントに与える要因を明らかにした。

【先進デバイスを用いた研究】

CGMやインスリンポンプ(CSII)など先進デバイスを用いた糖尿病の臨床研究にも従事している。2014年頃、日本では1型糖尿病患者の強化インスリン療法のひとつであるCSII導入率は2割以下に過ぎなかった(欧米と比べてかなり低い)。その理由として、CSIIの導入ができる施設やスタッフが限られていた。そこで、看護師によるCSIIの学習会を開催し、医師と看護師の協働によるCSII導入システムを開発した。その結果、CSIIの導入率は飛躍的に伸び、以降は医師の異動によりCSII療法が中止されることはなく、継続的に支援できる看護師の育成とチーム力向上に寄与した。その成果について「Nurse-led training and education program on insulin pump therapy in Japan」としてアジア糖尿病学会(AASD、2016年)で報告した。

 【無自覚低血糖の頻度と重症低血糖予防に関する研究(PR-IAH study)(国立病院機構臨床共同研究)】

PR-IAHのベースラインデータを用いて重症低血糖を繰り返す人の危険因子の検討、Fei Ling Wu先生(台湾)により開発されたHypoglycemia-problem solving scale(HPSS)-低血糖問題解決尺度の使用の承諾を得て使用し、低血糖の心理と低血糖問題解決能力の意義、低血糖対応アルゴリズムを用いた支援を行っている。

 【インスリン療法者の硬結の頻度・危険因子の検討(CSII-LH study)】

インスリンを同一部位に打ち続けると皮下に硬結(Lipohypertrophy:LH)ができる。LHにより血糖変動が大きく、コントロールが不良となった症例を多く経験した。インスリンポンプ療法(CSII)ではインスリン頻回療法(MDI)よりもLHが作られる可能性が高いが本邦での報告はない。2023年よりインスリンポンプ療法者と頻回注射療法者のインスリン硬結の頻度・危険因子の検討(CSII-LH study)を行っている。

 


経歴

  2

論文

  22

MISC

  40

講演・口頭発表等

  61

主要な所属学協会

  4

共同研究・競争的資金等の研究課題

  4