
余地 寛
基本情報
- 所属
- 埼玉大学 教育機構 非常勤講師
- 学位
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博士(医学)(東京大学)文学修士(埼玉大学)
- 連絡先
- yochi-tky
umin.ac.jp
- J-GLOBAL ID
- 201401012317590322
- researchmap会員ID
- B000241331
【研究課題】
(1)グローバル・コモンズの観点から、SDGsやESGをとらえて、危機に備え、もう一つの資本主義の形をつくっていく活動に加わっていきたい。
(2)地域情報システムについて、システム思考を通して、システムダイナミクスの手法でシミュレーションを行う教育を進めたい。システムは、STELLAを利用したり、Javaによって開発を行う。システムダイナミクスは、実は、グローバルな把握に適した手法であって、地域学、地元学、地域創生という、主体的でローカルな課題には適していない面があるので、批判的に展開していく必要がある。
(3)法論理を対話的な非単調論理としてとらえ直し、法律知識の構造化を行っていく。
(4)知識というものについて、根本的な考察と問い直しを加え、その上で、ナレッジマネジメントや、ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、軸思考などのビジネス思考の在り方を再構築し、知識の創造性を高めるための有効な手立てを見出したい。また、トゥールミンの、知識への進化的アプローチの考え方を深めていきたい。
(5)認知科学の観点から、メタファーの果たす役割をきちんと評価したい。また、自然や知識のミメーシス(模倣)といった在り方の有効性を見出していきたい。そして、アナロジー(類比)の科学性を示し、相似思考、対比思考、並列思考の有用性を提示していきたい。
(6)論理学は、西欧では、認識の論理学として展開したが、西欧古代中世や東洋では、多く、存在の論理学として展開した。アリストテレス本来の論理学やスコラ哲学、東欧の論理学、また、インド論理学、仏教論理学、インド新論理学派、イスラーム哲学、墨子・荀子・韓非子などの論理学を、比較論理思想の立場から読み解き、論理プログラミングの新しいパラダイムを創り出したい。
(7)ロゴスとレンマということについて、学問の歴史に沿って、より理解しやすい形で、位置づけを行いたい。
(8)対話の論理、問答の哲学、relevant logic、矛盾許容論理、universal logicなどについて、新しい知見を得たい。
(9)対偶や、アリストテレス論理学の命題の対立関係について、論理学史上の流れを究め、現代論理学を批判的に捉え直したい。
(10)アリストテレス倫理学の読み直しを通じて、経済学や経営学の在り方の再考を促したい。
研究キーワード
9経歴
6-
2019年9月 - 現在
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2015年10月 - 現在
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2015年10月 - 現在
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1992年10月 - 2015年9月
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1995年1月 - 2005年11月
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2001年4月 - 2001年10月
学歴
4-
1990年4月 - 2000年3月
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1987年4月 - 1990年3月
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1985年4月 - 1987年3月
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1981年4月 - 1985年3月
論文
8-
埼玉大学教養学部リベラル・アーツ叢書別冊2、仁科弘之教授退職記念論文集『言語をめぐるx章-言語を考える、言語を教える、言語で考える-』 531-542 2017年2月
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科学基礎論研究 27(2) 47-52 2000年3月 査読有り
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Annals of the Japan Association for Philosophy of Science 9(5) 13-25 2000年3月 査読有り
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科学哲学 29 77-94 1996年11月 招待有り
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平成4年度情報通信学会年報 17-34 1995年3月 査読有り
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科学基礎論研究 21(4) 37-43 1994年3月 査読有り
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科学基礎論研究 20(4) 25-30 1992年3月 査読有り
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平成元年度情報通信学会年報 41-52 1990年3月 査読有り