2015年4月 - 2018年3月
海外移住高齢者のメンタルヘルスに関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
2016年2月チェンマイ在住日本人高齢移住者へ質問票調査を実施した。調査項目は基本属性と抑うつに関する抑うつに関する項目はGHQ-28を、QOLはEQ-5Dを用いた。
有効回答数は98(回収率90.7%)、回答者の平均年齢は69.5歳であった。GHQスコアは、抑うつ傾向のカットオフ値を6点以上とした場合、21名(23.8%)が該当した。特に、何らかの慢性疾患の有る者は、無い者に比べ有意にGHQ28の平均値が高く、QOLの平均効用値は有意に低かった。以上より、異国の地で慢性疾患罹患者はメンタルヘルスやQOL低下に直結していることがわかり、改善の為の更なる効果的な介入が必要であることが示唆された。
有効回答数は98(回収率90.7%)、回答者の平均年齢は69.5歳であった。GHQスコアは、抑うつ傾向のカットオフ値を6点以上とした場合、21名(23.8%)が該当した。特に、何らかの慢性疾患の有る者は、無い者に比べ有意にGHQ28の平均値が高く、QOLの平均効用値は有意に低かった。以上より、異国の地で慢性疾患罹患者はメンタルヘルスやQOL低下に直結していることがわかり、改善の為の更なる効果的な介入が必要であることが示唆された。
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- 課題番号 : 15K19244
- 体系的課題番号 : JP15K19244
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論文
1-
Geriatrics (Basel, Switzerland) 6(2) 2021年3月30日 査読有り筆頭著者責任著者