小川泰信

J-GLOBALへ         更新日: 17/11/14 23:05
 
アバター
研究者氏名
小川泰信
ハンドル
yogawa
eメール
yogawanipr.ac.jp
URL
http://133.57.20.115/www/yogawa/
所属
国立極地研究所
部署
国際北極環境研究センター/宙空圏研究グループ
職名
准教授
学位
博士(理学)、2002年3月(名古屋大学)
その他の所属
総合研究大学院大学 複合科学研究科 極域科学専攻
ORCID ID
0000-0002-8118-4475

プロフィール

研究課題と活動状況: 以下に述べる3つの内容を中心に共同研究を推進し、ジオスペース及び地球大気全体における極域中層・超高層大気の役割の理解を深める。

1.北欧拠点観測・研究による極域超高層大気の諸現象の素過程の理解
 高度約90-1000 kmのプラズマ物理量を高度・時間分解能良く観測可能な EISCAT レーダーシステムを中心とした北欧域の拠点観測をさらに充実させると共に、拠点観測で得られた各種データのデータベース化や情報共有・相互利用を推進することにより、極域超高層大気に励起する様々な現象の素過程の理解を深めたい。具体的には、(1)複数の電波観測(EISCAT、ビーコン受信機、3局GPS)による電離圏シンチレーションの生成過程の理解、(2)北欧多点オーロラ観測によるオーロラトモグラフィーと、オーロラサブストームに伴う降下粒子エネルギーの時空間変動の理解、(3)EISCAT及び光学機器(全天/狭視野カメラ、分光器)データを用いた各種オーロラ現象のマクロとミクロの相互作用(スケール間結合)の理解、(4)各種レーダーデータを組み合わせた中間圏・下部熱圏大気ダイナミクスの理解、等が挙げられる。

2.磁気圏-電離圏間結合過程の理解
 磁気圏-電離圏間の領域間相互作用の更なる理解のために重要な「多重スケール間結合」の研究を中心に推進している。(1)南極では、無人省電力オーロラ/TEC観測システムの開発と定常運用化、多点展開による、グローバル/ラージスケールな電離圏現象と100 km程度のメソスケール現象との結合/非結合の解明、(2)北極では、昭和基地の共役点であるアイスランドに加え、ノルウェー北部、スバールバル、グリーンランドを囲むネットワーク網を充実し、ラージスケールからメソスケールの南北比較研究の実現を目指している。さらに、(3)スバールバルでのロケット共同実験による電離圏イオン流出時のプラズマ波動-粒子相互作用観測や、(4)低高度極軌道人工衛星(E-POP衛星、SWARM衛星)や、ERG衛星、SCOPE衛星等の飛翔体と地上機器との共同観測を推進し、磁気圏と電離圏の領域間相互作用を中心とした複合科学の新たな知見を目指す。

3.下層大気と中層・超高層大気との結合過程の理解
 これまで見逃されていた大気の繋がりに関する新たな知見を目指し、領域横断及び分野横断型の研究を、北極環境研究コンソーシアムやSIOS計画等の枠組みを利用して取り組みたい。特に、地表から中層・超高層大気までを計算可能な大気大循環モデルと各種観測との連携の取れた比較研究を実施し、(1)成層圏突然昇温現象の全体像の理解や、(2)中層・超高層大気の長期変動の観測・解析結果と地球温暖化との定量的な関係、(3)大気の長期変動がジオスペースを含む広義の地球環境に与える影響、(4)太陽活動の地球気候への影響、に関する未解明問題の解明に取り組む。

研究分野

 
 

経歴

 
2014年4月
 - 
現在
名古屋大学 太陽地球環境研究所 客員准教授
 
2012年11月
 - 
現在
国立極地研究所 准教授
 
2012年11月
 - 
現在
総合研究大学院大学 複合科学研究科 極域科学専攻 准教授
 
2006年4月
 - 
2012年11月
国立極地研究所 講師
 
2006年4月
 - 
2012年11月
総合研究大学院大学 複合科学研究科 極域科学専攻 講師
 
2003年4月
 - 
2006年4月
名古屋大学 太陽地球環境研究所 助手
 
2002年4月
 - 
2003年3月
スウェーデン宇宙物理研究所 (IRF) ポスドク研究員
 

受賞

 
2011年11月
地球電磁気地球惑星圏学会・大林奨励賞
 

論文

 
Ground-based instruments of the PWING project to investigate dynamics of the inner magnetosphere at subauroral latitudes as a part of the ERG-ground coordinated observation network
Shiokawa, K., Y. Kato, Y. Hamaguchi, Y. Yamamoto, T. Adachi, M. Ozaki, S.-I. Oyama, M. Nosé, T. Nagatsuma, Y. Tanaka, Y. Otsuka, Y. Miyoshi, R. Kataoka, Y. Takagi, Y. Takeshita, A. Shinbori, S. Kurita, T. Hori, N. Nishitani, I. Shinohara, F. Tuchiya, Y. Obana, S. Suzuki, N. Takahashi, K. Seki, A. Kadokura, K. Hosokawa, Y. Ogawa, M. Connors, J. M. Ruohoniemi, M. Engebretson, E. Turunen, T. Ulich, J. Manninen, T. Raita, A. Kero, A. Oksanen, M. Back, K. Kauristie, J. Mattanen, D. Baishev, V. Kurkin, A. Oinats, A. Pashinin, R. Vasilyev, R. Rakhmatulin, W. Bristow, and M. Karjala,
Earth, Planets and Space   in press    2017年   [査読有り]
Plasma line observations from the EISCAT Svalbard Radar during the International Polar Year
Nickolay Ivchenko, Nicola M. Schlatter, Hanna Dahlgren, Yasunobu Ogawa, Yuka Sato, and Ingemar Häggström
Annales Geophysicae   angeo-2017-40(35) 1143-1149   2017年   [査読有り]
Evaluation of a method to derive ionospheric conductivities using two auroral emissions (428 and 630 nm) measured with a photometer at Tromsø (69.6°N)
Adachi, K., S. Nozawa, Y. Ogawa, A. Brekke, C. M. Hall, and R. Fujii
Earth, Planets and Space   EPSP-D-16-00217(69: 90. doi:10.1186/s40623-017)    2017年   [査読有り]
Average field-aligned ion velocity over the EISCAT radars
Yamazaki,Y., M. J. Kosch, and Y. Ogawa
J. Geophys. Res.   DOI: 10.1002/2017JA023974    2017年   [査読有り]
Long-term variations and trends in the polar E-region,
Bjoland, L.M., Y. Ogawa, C. Hall, M. Rietveld, U.P. Lovhaug, C. La Hoz, and H. Miyaoka,
Journal of Atmospheric and Solar-Terrestrial Physics   https://doi.org/10.101    2017年   [査読有り]

Misc

 
浮田甚郎, 本田明治, 岩本勉之, 山崎孝治, 中村哲, 三好勉信, 小川泰信
日本気象学会大会講演予稿集   (104) 550   2013年10月
田中孝, 三好勉信, 小川泰信
日本気象学会大会講演予稿集   (104) 252   2013年10月
山崎孝治, 中村哲, 岩本勉之, 本田明治, 浮田甚郎, 三好勉信, 小川泰信
日本気象学会大会講演予稿集   (104) 551   2013年10月
中村哲, 山崎孝治, 岩本勉之, 本田明治, 浮田甚郎, 三好勉信, 小川泰信
日本気象学会大会講演予稿集   (104) 549   2013年10月
小川泰信, 門倉昭, 元場哲郎, 田中良昌, 細川敬祐
宇宙航空研究開発機構研究開発報告 JAXA-RR-   (12-006) 51-61   2013年3月

書籍等出版物

 
White paper on collaborative observations between ERG and EISCAT
Y. Ogawa, Y. Miyoshi, K. Shiokawa, I. Shinohara, K. Hosokawa, S. Tam, and Y. Miyashita (担当:共著)
2016年11月   
http://polaris.nipr.ac.jp/~yogawa/ERG_EISCAT_White_paper_v11.pdf
低温環境の科学事典
河村公隆他 編, (共著) (担当:共著)
朝倉書店, ISBN-10: 425416128X   2016年   
新しい地球学 太陽-地球-生命圏相互作用系の変動学
阿部学, 小川忠彦, 小川泰信, 上出洋介, 河合崇欣, 菊池崇, 関華奈子, 川田佳史, 松本英二, 才野敏郎, 中村健治, 塩川和夫, 野澤悟徳, 松見豊, 元場哲郎, 増田公明, 藤木利之, 檜山哲也, 佐藤淳, 安成哲三, 渡邊誠一郎, 山口靖(共同執筆)
名古屋大学出版会   2008年   

講演・口頭発表等

 
レーダー/ロケット実験による カスプ研究の現状
小川泰信
平成29年度極研研究集会 EISCAT レーダー・地上光学観測・観測ロケットによる カスプ近傍電離大気流出現象のメカニズム解明に向けた総合観測   2017年7月7日   
Estimating the energy of pulsating aurora electrons: simultaneous observations with multi-wavelength all-sky imagers and EISCAT
Yasunobu Ogawa, Keisuke Hosokawa, Shin-Ichiro Oyama, Yoshizumi Miyoshi, Hiroshi Miyaoka, Yoshimasa Tanaka, Satonori Nozawa, Rei Kurita, Kazuo Shiokawa, Takeshi Sakanoi and Ryoichi Fujii
The 18th EISCAT symposium, NIPR, Tokyo   2017年5月27日   
D- and E-region ion temperature measured with EISCAT radar facility
Yasunobu Ogawa, Satonori Nozawa、 Masaki Tsutsumi, and Ingemar Häggström
The 18th EISCAT symposium, NIPR, Tokyo   2017年5月27日   
あらせ-EISCAT共同観測結果の速報
小川泰信、あらせ-EISCAT共同観測チーム
ERG連携地上キャンペーン観測速報会、名大ISEE研究集会   2017年4月13日   
Science objective of SS-520-3 experiment
Yasunobu Ogawa, Yoshifumi Saito, Takumi Abe, Hirotsugu Kojima and SS-520-3 rocket team
Birkeland Symposium and workshop, School of Science No. 2, Univ. of Tokyo   2017年4月7日   
極域電離圏イオン上昇流と流出 [招待有り]
小川泰信
2016年度名古屋大学宇宙地球環境研究所研究集会 「太陽惑星系宇宙プラズマ中の重イオンに関する研究集会」   2017年3月18日   
極域イオン上昇流/流出研究の動向について
小川泰信
名古屋大学宇宙地球環境研究所研究集会 「宇宙惑星結合系科学の実証的研究の創設に向けて」、立教大学   2016年12月26日   
大気流出のサイエンス
小川泰信
平成28年度 磁気圏・電離圏シンポジウム 兼 電離圏・磁気圏探査衛星検討リサーチグループ第1回会合   2016年10月14日   
Long-term variations and trends in the polar ionosphere and thermosphere, [招待有り]
小川泰信
The first VarSITI general symposium, Albena, Bulgaria   2016年6月6日   
D- and E-region ISR spectra measured with EISCAT radar facilities
Y. Ogawa, S. Nozawa, and I. Häggström
JpGU2016 meeting   2016年5月23日   

担当経験のある科目

 
 

競争的資金等の研究課題

 
多点大型大気レーダーを中心とした観測-モデル結合システムの構築
情報・システム研究機構: 未来投資型プロジェクト
研究期間: 2016年       代表者: 小川泰信
非干渉散乱レーダーの新技術を用いた超高層大気の立体観測
科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究
研究期間: 2014年 - 2015年    代表者: 小川泰信
非干渉散乱波の電子音波線(プラズマライン)を用いた地球物理科学の新展開
新領域融合研究センター: 融合研究シーズ探索
研究期間: 2010年 - 2011年    代表者: 小川泰信
極域大気流出と電離圏電子輸送との因果関係の解明
科学研究費補助金 若手研究(B)
研究期間: 2009年 - 2011年    代表者: 小川泰信
欧州非干渉散乱(EISCAT)データベース
科学研究費補助金 研究成果公開促進費(データベース) 
研究期間: 2010年       代表者: 小川泰信

学歴

 
1997年4月
 - 
2002年3月
名古屋大学大学院 理学研究科 素粒子宇宙物理学専攻
 
1993年4月
 - 
1997年3月
名古屋大学 理学部 物理学科
 

委員歴

 
2016年7月
 - 
現在
所内: 国立極地研究所 国際北極環境研究センター  EISCAT国内推進室(室長 2016年7月-)
 
2015年6月
 - 
現在
国際: Nordic e-Infrastructure Collaboration (NeIC)  Steering Group委員
 
2015年1月
 - 
現在
国内: URSI分科会  G小委員会(電離圏電波伝搬)委員
 
2010年7月
 - 
現在
国際:  EISCAT科学諮問委員会(SOC)委員(副議長 2011年9月-2013年8月、議長 2013年8月-2015年8月)
 
2006年10月
 - 
現在
国際:  EISCAT data representative of Japan
 
2006年10月
 - 
現在
所内:  非干渉散乱レーダ委員会委員(幹事:2006年12月-2014年7月、2016年7月-2018年7月)
 
2005年4月
 - 
現在
所内:  EISCAT特別実験審査部会委員(旧 EISCAT特別実験分科会委員)
 
2017年5月
 - 
2018年6月
POLAR2018シンポジウム  副コンビーナ(AC-4 セッション)
 
2017年8月
 - 
2018年5月
地球惑星科学連合  JpGU2018プログラム委員(宇宙惑星セクション)
 
2017年5月
 - 
2018年1月
ISAR-5  主コンビーナ(G7セッション)
 
2017年9月
 - 
2017年12月
第8回極域科学シンポジウム  主コンビーナ(宙空セッション)
 
2017年5月
 - 
2017年12月
第8回極域科学シンポジウム  実行委員
 
2015年10月
 - 
2017年9月
13th International Conference of Substorm (ICS13)  ICS13科学諮問委員会(SOC)委員
 
2017年5月
 - 
2017年5月
第18回EISCAT国際シンポジウム  幹事
 
2006年10月
 - 
2016年6月
国際:  EISCAT schedule representative of Japan
 
2012年4月
 - 
2016年3月
国内:  名古屋大学太陽地球環境研究所 共同利用委員会委員(委嘱)
 
2012年4月
 - 
2013年3月
国内:  地球電磁気・地球惑星圏学会(SGEPSS) 将来構想検討WG委員
 
2009年
 - 
2013年
国内:  CAWSES-II TG2,TG3,TG4 国内メンバー
 
2010年11月
 - 
2011年10月
国際:  EISCAT_3D science working group(SWG)委員
 
2009年4月
 - 
2011年6月
国際:  SIOS working group 1(超高層分野)Gap analysis 策定委員
 

社会貢献活動

 
読売新聞 多摩版「週刊たま手箱」
【寄稿】  2016年3月16日
読売新聞 多摩版「週刊たま手箱」
【寄稿】  2015年7月29日
国立科学博物館 企画展「ヒカリ展」
【情報提供, 寄稿】  国立科学博物館、日経新聞、BSジャパン  2014年9月 - 2015年2月
地球ドラマチック(監修)
【その他】  NHK  2014年12月
【講師】  極地研  一般公開、サイエンスカフェ  2014年8月
ひさぎ表彰
【その他】  宇宙科学研究所  2014年5月
Antarctica service medal of the United States of America
【その他】  NFS  2014年5月
【講師】  極地研  南極・北極科学館、サイエンス・カフェ  2013年5月
社会活動・貢献など
【出演】  TBS  「世界ふしぎ発見」  2012年2月
社会活動・貢献など
【出演】  NHK BS  「コズミック フロント」  2013年5月

その他

 
2017年5月   国際セッション共同コンビナー
国際セッション「Study of coupling processes in Sun-Earth system with large radars and large-area observations」、日本地球惑星連合2017連合大会、幕張
2017年5月   第18回EISCAT国際シンポジウム、幹事
2016年5月   Programme committee member
The 8th EISCAT_3D User Meeting, Uppsala, Sweden
2016年5月   国際セッション共同コンビナー
国際セッション「Study of coupling processes in Sun-Earth system with large radars and large-area observations」、日本地球惑星連合2016連合大会、幕張
2015年9月   EISCAT国際シンポジウム セッション座長
Radar and optical session
2015年5月   国際セッション共同コンビナー
国際セッション「Study of coupling processes in Sun-Earth system with large radars and large-area observations」、日本地球惑星連合2015連合大会、幕張
2015年5月   Programme committee member
The 7th EISCAT_3D User Meeting, Uppsala, Sweden
2015年4月   代表コンビーナ(ジオスペースセッション)
Fourth International Symposium on the Arctic Research(ISAR-4)、Toyama International Center、April 27-30, 2015.
(兼LOCメンバー)
2015年1月   博士論文主査(総研大)
2014年12月   特別セッション代表コンビナー
第5回極域科学シンポジウム 特別セッション「極域科学のフロンティア―南極観測・北極観測の新展開―」、国立極地研究所