共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2022年3月

iPS細胞誘導におけるKlf4を中心とした動的エピゲノム転写制御の分子機構

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
19H03203
体系的課題番号
JP19H03203
配分額
(総額)
17,290,000円
(直接経費)
13,300,000円
(間接経費)
3,990,000円

高い多能性を持つiPS細胞の誘導には、ゲノムワイドな転写制御(エピゲノム転写制御)の分子機構を理解して、エピジェネティックに十分に初期化することが重要である。本研究では、我々独自のPaused iPS細胞の持つ、Klf4量依存的にエピジェネティクス変化が停止した中間体という特徴を活かし、Klf4量依存的エピゲノム転写制御に関わる分子の同定やメカニズム解析を行った。その結果、エピゲノム転写制御を負に制御する因子としてKdm1a等を同定した。また、Klf4のゲノムDNAへの結合能がクロマチン構造変化に重要であり、その変化の量依存的増加がエピゲノム転写制御に重要なことを明らかにした。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H03203
ID情報
  • 課題番号 : 19H03203
  • 体系的課題番号 : JP19H03203