共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2020年3月

骨髄間質細胞由来因子による歯周組織再生療法の開発-Down症歯根膜細胞の解析ー

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 浅川 剛吉
  • ,
  • 吉村 健太郎
  • ,
  • 宮本 洋一
  • ,
  • 長谷川 智一
  • ,
  • 上條 竜太郎

課題番号
16K11812
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

ダウン症候群は21 番染色体にある様々な遺伝子の発現調節異常によりダウン症候群の特徴をきたしていると考えられている。われわれは、ダウン症候群永久歯から歯根膜由来細胞を分離培養し、健常者永久歯歯根膜由来細胞と比較解析を行った。
【方法】矯正歯科治療のために抜去した健常者歯根膜細胞(PDL) ,Down 症候群歯根膜細胞 (PDLDS)を無菌的に分離培養した。それぞれから採取した細胞よりRNA を抽出し、Clariom Array(アフィメトリクス社)によるcDNA マイクロアレイ解析を行った。さらに、PDL,PDLDS にSimian virus40 Large T (SV40) およびhuman telomerase reverse transcriptase (hTERT ) の発現ベクターを導入しsingle cell cloning を行い細胞株を作成したTransfection of Periodontal ligament cell1(TAPDL1) と不死化したヘテロな細胞集団Transfection of Periodontal ligament cells derived from human permanent teeth with DownSyndrome(TAPDLDS)を獲得した。(昭和大学歯学部医の倫理委員会承認番号2013-007 号)【結果】cDNA マイクロアレイ解析の結果 PDLDS において、RCAN1, POSTIN の発現の上昇を、OMD,BMP4 の発現の低下を認めた。【考察】21 番染色体上にあるDSCR1 の活性が亢進すると,血管形成に関するカルシニューリンシグナル経路を阻害することで血管新生を抑制する。これらは歯周疾患の治癒過程においても関連があると思われる。