2014年4月 - 2017年3月
ピロリン酸を軸とした赤痢アメーバの嫌気的代謝系とオルガネラ進化の原動力の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究は、赤痢アメーバ原虫において縮退したミトコンドリア(マイトソーム)が多くの機能を失いつつも硫酸活性化経路という新たな機能を細胞質から取込んだ理由を、「ピロリン酸(PPi)代謝」をキーワードに明らかにすることを目的とした。具体的には、「複数の相対するPPi代謝が細胞内に共存するために、オルガネラ膜による代謝系の分離が起きた」という仮説の成否を検証した。さらに、赤痢アメーバのPPi代謝に重要な影響を及ぼしていると期待される遺伝子未知酵素の同定および性状解析も行った。
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- 課題番号 : 26860275
- 体系的課題番号 : JP26860275
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