2006年 - 2007年
GPCRの分子解剖ならびに活性化の可視化
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特定領域研究 特定領域研究
- 課題番号
- 18057006
- 体系的課題番号
- JP18057006
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 6,200,000円
- (直接経費)
- 6,200,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
ロイコトリエンB4第二受容体の生体内リガンドの同定:ラットの様々な臓器より脂質抽出を行い、BLT2過剰発現細胞に添加してBLT2の活性化能を検討した。小腸から抽出したアセトン可容性の脂質画分をHPLCにて展開したりころ、LTB4とは異なるフラクションにBLT2活性化能を検出し、これを精製・質量分析系にて構造を決定したところ、12-HHT(12(S)-Hydroxyheptadeca-5Z,8E,10E-trieoic acid)であることがわかった。合成12-HHTを用いて詳細な解析を行ったところ、12_HHTはLTB4よりも低濃度でBLT2に結合し、細胞内カルシウム上昇を引き起こすことが明らかとなった。これまで12-HHTはトロンボキセンA2産生に伴う倍プロダクトでありね生物活性は無いと考られてきたが、強力なBLT2活性化能を有する新規生理活性脂質であると考えられた。GPCR活性化の可視化:GPCR活性の可視化に向けた受容体発現ベクターの作成を開始した。BLT1受容体のC末端に様々な蛍光タンパク質を融合したベクターを構築し、哺乳動物細胞に発現させ、リガンド刺激によるFRETの変化を観察している。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 18057006
- 体系的課題番号 : JP18057006