MISC

査読有り
2009年12月

英語の文強勢知覚における持続時間の役割 : 日本人英語学習者と米語母語話者の比較

音声研究
  • 大深 悦子
  • ,
  • 森 庸子
  • ,
  • ギルバート ジョアン E
  • ,
  • 桐谷 滋

13
3
開始ページ
90
終了ページ
100
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.24467/onseikenkyu.13.3_90
出版者・発行元
日本音声学会

米語話者と日本人英語学習者が,英語の文強勢知覚の手掛りとして,持続時間をどのように用いるかを調べる聴取実験を行った。男性米語話者がノーマル・ストレスで発話した"they thought about the report"をもとに,(A)'they'の持続時間と,(B)"they thought"におけるF0曲線('they'を'thought'より高くするか,低くするか)を加工した音刺激を,米語話者と日本人英語学習者に聞いてもらい,どの語に第一文強勢を知覚したかを調べた。実験の結果は,日米の被験者ともに,'they'の持続時間が同じであれば,'they'が'thought'より高い音刺激に,文強勢を知覚する率が高かった。しかし,'they'に文強勢を知覚するのに必要な持続時間は,日本人被験者の方が,米国人被験者より,長い傾向にあることがわかった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.24467/onseikenkyu.13.3_90
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008722612
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11148803
ID情報
  • DOI : 10.24467/onseikenkyu.13.3_90
  • ISSN : 1342-8675
  • CiNii Articles ID : 110008722612
  • CiNii Books ID : AA11148803
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000006428824

エクスポート
BibTeX RIS